輝かしき鉄道の記録

爽やかな青空の下、石を満載した列車が工場へと向かう。いつもの場所、いつもの時間、代り映えしないしインスタ映えもしない光景。でも、それが最高にいい。

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今回は、長野営林局No.7を紹介します。

車両のデータ

・車番  No.7(旧番10)
・局形式 GB4

・製造年 1926(大正15)年
・製造所 ホイットコム・ロコモティブ・ワークス
・製番  12234
・自重  4.0トン
・所有者 長野営林局(保存=林野庁森林技術総合研修所)     
・経歴  [納入1926年]帝室林野局木曽支局(松本出張所)
     [改組1947年]長野営林局(松本営林署)前川森林鉄道
     [改造1951年]エンジン換装 ブダKTU→加藤製作所KA  
     [改番1953年]No.10→No.7
     [転属1959年]王滝営林署(氷ヶ瀬製品事業所)
     [廃車1963年]廃車→保存
     [移転1963年]前橋営林局沼田営林署(利根機械化技術指導所)
             現在林野庁森林技術総合研修所 
             林業機械化センター
     [納入1926年]帝室林野局木曽支局(松本出張所)
     [改組1947年]長野営林局(松本営林署)前川森林鉄道  
     [改番1953年]No.10→No.7

     [転属1961年]王滝営林署 この年には沼田へ搬入
     [廃車1963年]名目上この年に王滝営林署で廃車
     
[移転1963年]前橋営林局沼田営林署(利根機械化技術指導所)
        ↳名目上の移転日
 ※補足 「木曽谷の森林鉄道」によると黒文字のような経歴になっているが、
     「機関車表」では赤文字のように記録されている。真実はいかに..
     赤文字が正しいとすれば実質木曽では使用されていないことになる
     が備考では使用されたていで記述する。
   
・備考  長野局におけるホイットコム社製機関車は、1921年に初のガソリン
     機関車として阿寺に導入されたNo.1を皮切りとして1928年までの間
     に10両が導入されている。このNo.7は1926年に導入されたもの(旧
     番No.10として)で、それまでの7両が自重3.0トンだったのに対して
     同機は4.0トンに変更されている。これは前年、自重3.0トンでは牽引
     力不足であるという理由から導入したプリマウスFL-1型4.0トンの試
     用結果が良好であったということが背景にある。同機の初任地等に
     ついての詳細は不明だが、戦後から1959年までは松本営林署の前川
     森林鉄道で使用されていたようである。その後王滝営林署に転属して
     1962年頃まで氷ヶ瀬製品事業所にて使用の後、さらに1963年には
     前橋営林局沼田営林署機械課の利根機械化技術指導所に学習用機械と
     して転属し現在に至る。同所は何度か改称し、現在は林野庁森林技術
     総合研修所林業機械化センターとなっている。当初は屋内展示であっ
     たが現在は屋根付きの屋外展示である。劣化が進んでいたが2008年頃
     からボランティアの手により修復され見事動態復活を果たした。
                     参考 「木曽谷の森林鉄道」 他
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修復前
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今回は、赤沢自然休養林にて保存されている長野営林局王滝営林署No.131を紹介します。

車両のデータ

・車番  No.131
・製造年 1960(昭和35)年
・製造所 酒井工作所
・製番  6328
・自重  5トン
・所有者 上松町(林鉄現役最後は王滝営林署)    
・経歴  [納入1960年]王滝営林署
     [転属1978年]上松運輸営林署 ※赤沢保存線建設に伴う転属。
・備考  木曽に入った酒井工作所の5トン機では最終ロットに属する。末期は
     最後まで残った鯎川線で同型のNo.132とともに使用されていた。この
     頃は林鉄人気で多くのファンが訪れ写真等も多数残っている。その後
     1977年には鯎川線も廃止となり本機も引退となったが、その翌年赤沢
     に建設されることになった保存線の建設工事用に抜擢され見事復活を    
     果たした。その際に王滝営林署から上松運輸営林署に移管されている
     赤沢ではしばらくの間グリーンの王滝塗装で使用されていたがその後
     上松運輸塗装に変更された。1985年に伊勢神宮式年遷宮用の御神木を
     赤沢から搬出した際はその運材列車を牽引し一躍時の機関車となる。
     1987年、観光用に保存線の季節運行が開始されてからはその客車牽引
     に活躍したが後に新型のAFT型が導入されると予備機となり、現在は
     丸山渡の支線に留置されている。

H26 5/3 丸山渡停車場にて。
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上松運輸塗装が剥がれ王滝グリーンが顔を覗かせている。
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今回は、滝越の水交園にて保存されている長野営林局王滝営林署No119を紹介します。この機関車は1957(昭和32)年酒井工作所製の5トン機(製番6270)で、新製配置は野尻営林署でした。王滝営林署へは1964(昭和39)年に転属し廃車まで活躍しました。水交園では長らく静態保存されていましたが、2012(平成24)年にエンジンがレストアされ、王滝・滝越りんてつまつりにて披露されました。
H17 9/3 水交園にて。
木曽No119

今回は、各地に保存されている長野営林局のB形客車を紹介します。保存されているB形客車は主に木曽の王滝森林鉄道で活躍していたもので、上松運輸営林署と王滝営林署所属のものが存在しています。また、飯田営林署の遠山森林鉄道にも木曽と同型の物があり、保存されています。まとめてB形客車と呼ばれてはいますが、それぞれに個性があり興味深い車両達です。

まずは王滝営林署(助六)のNo4です。千葉県の習志野森林公園にて酒井5トン92号機、運材台車と共に保存されています。状態は比較的良好で、助六の表記も復元されていますが、オリジナルの塗装ではありません。横羽目板張りで、岩崎レール製台車を装備しています。H26 5/17 習志野森林公園にて。
木曽B客王助04
続いて王滝営林署(助六)のNo5。こちらは中央西線奈良井駅近くの駐車場脇に、酒井5トン号95号機、運材台車と共に保存されています。以前は線路脇にシートを被って放置状態でしたが、最近になって移設されたようです。所々傷みが目立ちますが、塗装も表記も原型を保っているものと思われます。横羽目板張りで台車は岩崎レール製を装備。H26 5/3 奈良井駅付近にて。
木曽B客王助05
引き続き王滝営林署のNo7(五味沢?助六?)です。この車両は岐阜県の巌立峡ひめしゃがの湯にて酒井4トン33号機、運材台車と共に保存されています。ここに来る前は栃木県で保存されていましたが、2009年頃移設されました。塗装はオリジナルではなく、こはん号という愛称が付けられています。横羽目板張りで岩崎レール製台車装備です。
H27 9/19 巌立峡ひめしゃがの湯にて。
木曽B客王助07
続いて王滝営林署の(本谷)のNo11です。この車両は赤沢自然休養林の森林鉄道記念館前にて休憩所として利用されています。ダルマのB型客車唯一の生き残り?こちらは縦羽目板張りで岩崎レール製台車を装備していました。H26 5/3 赤沢自然休養林にて。
木曽B客王本谷11
続いては王滝営林署(氷ヶ瀬)のNo12です。こちらは松原スポーツ公園にて動態保存されており、イベント時には走行する姿を見ることができます。以前は滝越の水交園にて保存されていましたが、2009年に松原にやってきたそうです。これも縦羽目板張りで岩崎レール製台車装備です。
H25 10/6 松原スポーツ公園にて。
木曽B客王氷ヶ瀬12
引き続き王滝営林署のNo15(助六)です。この車両は上松駅前の上松電子(株)にて酒井4.5トン76号機、運材台車と共に保存されています。2014年に愛知県の保育園から里帰りしました。表記などは一切復元されていませんが、縦羽目板張りで台枠が隠れているという特徴から王営No15ということが分かります。台車は岩崎レール製。H27 9/21 上松電子にて。
木曽B客王助15
続いて上松運輸営林署のNo7です。こちらは那珂川清流鉄道保存会にて保存(おそらく動態)されています。以前は長野県のおやき村で酒井10トンC4型133号機、運材台車機と共に保存されていましたが、2013年頃に移転してきました。上松運輸営林署でこのタイプのB型客車は少数派だったようです。縦目板張りで岩崎レール製台車装備。尚、保存会の公式HPでは王滝営林署No7と説明されていますが、これは誤りです。王営No7は前述したように横羽目板張り。H25 6/16 那珂川清流鉄道保存会にて。木曽B客上運07
続いては飯田営林署のNo4です。この車両は遠山森林鉄道で使用されたもので、現在はしらびそ高原にて酒井5トン79号機、運材台車と共に保存されています。表記等は一切ありませんが、資料、浮き出た原型の青+オレンジの塗装などからNo4である可能性は高いと思われます。横羽目板張りで、日本農林機械製の台車を装備しています。H27 9/6 しらびそ高原にて。
遠山B客04
最後は遠山森林鉄道の復元B型客車です。この車両は木製運材台車と飯田営林署のNo5?6?の屋根を再利用して復元されたそうです。台車が木製であるためかオリジナルより少しずんぐりじた印象を受けます。酒井5トン96号機を動態保存している梨元ていしゃばに保存されていますが、客車も動態であるかは不明です。H27 9/6
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これらの保存車両の他にも、ダルマのB型客車なども少なからず存在したようですが、ほぼ全て撤去され既に現存しないものと思われます。

今回は、岐阜県は巌立峡ひめしゃがの湯(駐車場)にて保存されている王滝木材工業No33を紹介します。この機関車は1935(昭和10)年酒井工作所製の4トン機で、長野営林局王滝営林署に新製導入されました。1959(昭和34)年に王滝営林署では廃車となりましたが、奇跡的に王滝木材工業に譲渡され1970年代まで活躍したそうです。廃車後は数カ所を渡り歩いた後愛知県の公園に長らく保存されていましたが、2009(平成21)年に小坂森林鉄道ゆかりの地にある現在の巌立峡ひめしゃがの湯にやって来ました。(同機に小坂への入線歴はない)台枠に「井サカ」の刻印がある唯一の現存車として非常に貴重な車両です。
H27 9/19 巌立峡ひめしゃがの湯にて。
木曽No03355

今回は、奈良井宿駐車場にて保存されている長野営林局王滝営林署No95を紹介します。この機関車は1951(昭和26)年酒井工作所製の5トン機(製番5173)で、同営林署管内の路線で活躍、1975(昭和50)年の王滝本線廃止まで生き残りました。廃車後は長らく奈良井駅付近の線路際に放置されいていましたが、最近になって駐車場脇に移設保存されました。撮影当時は塗装剥げが酷い状態でした。もしかして塗り直されていない現役当時のままの塗装?
H26 5/3 奈良井宿駐車場にて。
木曽No095IMG_0757IMG_0752

今回は、千葉県習志野市森林公園にて保存されている長野営林局王滝営林署No92を紹介します。この機関車は1956(昭和26)年酒井工作所製の5トン機(製番5165)で、同営林署管内の路線で活躍しました。同機が保存されている公園は都会にありながら森と池のあるとても素晴らしく居心地の良い場所です。少し高い柵が有るので撮影には苦労しますが、そのおかげで悪戯などをされずに綺麗な姿を保っています。
H26 5/17 千葉県習志野市森林公園にて。
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