輝かしき鉄道の記録

専用線の機関車たちは最後の勇姿を見せる。また一つ、輝かしき鉄道が過去のものとなった。

カテゴリ: 森林鉄道機関車

今回は、赤沢自然休養林にて保存されている長野営林局王滝営林署No131を紹介します。この機関車は1960(昭和35)年酒井工作所製の5トン機(製番6328)で、主に鯎川線などの支線で運用されていたようです。木曽の酒井5トンでは最終ロットに属し、バックミラーをボンネットの左右に装備しているのが特徴でした。同機は1978(昭和53)年の赤沢保存線建設に伴い上松運輸営林署に移管され、建設工事に活躍、1985(昭和60)年には式年遷宮の御神木運材にも使用されるなど林鉄全廃後も大きな活躍をみせました。その後1987(昭和62)年より観光鉄道として運行を開始した赤沢森林鉄道の第一線で活躍しましたが、1996(平成8)年に新型機関車が導入されると一線を退き、現在は丸山渡停車場の側線で静かに余生を送っています。
H26 5/3 丸山渡停車場にて。
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上松塗装が剥がれ王滝グリーンが顔を覗かせている。特徴のバックミラーは失われてしまった。
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今回は、開田高原のライオン王国にて保存されていた長野営林局上松運輸営林署No130を紹介します。この機関車は1960(昭和35)年酒井工作所製の10トン機(製番6327)で、木曽のキャブフォワードこと酒井C4型の第3号として誕生しました。従来のNo122、128と比べるとテールランプがエンドビームに埋め込まれ、タイフォンとヘッドライトがヒサシの下に設置されるなどの違いがあります。廃車後はライオン王国というスポーツ施設?に大B客と運材台車、土運車と共に保存されていましたが2007~2009年頃人知れず解体処分されてしまったようです。
H18 6/3 ライオン王国にて。※こんな写真しかありません。すみません。
木曽No130

今回は、伊豆の天城ゆうゆうの森にて保存されている長野営林局上松運輸営林署No128を紹介します。この機関車は1960(昭和35)年酒井工作所製の10トン機(製番6379)で、酒井C4型の第2号です。試作的要素の強かったトップバッターのNo122と比べると正面窓がハの字でなくなり、ブレーキハンドル向きが線路と平行に変更されるなどこの号機から量産スタイルとなりました。テールランプはNo122と同じく床板上に設置してありましたが、現在は前後ともに失われています。現在状態が悪化しており、今後が心配されます。
H27 8/21 天城ゆうゆうの森にて。
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今回は、南木曽町の山の歴史館にて保存されている長野営林局王滝営林署No63を紹介します。この機関車は1941(昭和16)年酒井工作所製の4トン機(製番3903)で、エアーブレーキ試験機という経歴の持ち主です。初期は伊那営林署で活躍し、最後は王滝営林署所属で1971(昭和46)年に廃車となっています。廃車後は賤母森林公園に保存されましたが、1993(平成5)年に現在の山の歴史館に移設保存されました。
H28 8/30 山の歴史館にて。
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H26 5/3 山の歴史館にて。
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台枠外に露出した板バネが特徴的。
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今回は、寝覚の床(遊歩道)にて保存されている長野営林局上松運輸営林署のNo120を紹介します。この機関車は1957(昭和32)年酒井工作所製の5トン機(製番6277)で、ロータリー式除雪用機関車として導入されました。ロータリーヘッドは着脱式となっており、夏期はヘッドを外して通常の機関車として使用されていたそうです。林鉄廃止時まで生き残り、廃車後は一時赤沢自然休養林の森林鉄道記念館にて保存、その後現在の寝覚の床に安住の地を得ました。ロータリーヘッドは赤沢に取り残されているため、ヘッド取り付け部にウエイトを装着した夏姿での展示となっています。
H27 9/21 寝覚の床にて
木曽No120
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H24 5/5 寝覚の床にて。
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ロータリヘッド H26 5/3 森林鉄道記念館にて。
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今回は、愛知県の定光寺自然休養林にて保存されている長野営林局上松運輸営林署No127を紹介します。この機関車は1956(昭和31)年協三工業製の10トン機(製番10188)で、木曽には1960(昭和35)年に北海道の北見営林局から転属してきました。晩年はみやま号等の客車列車の牽引に活躍することが多かったようです。1975(昭和50)年の王滝本線廃止まで生き残り、廃車後は岐阜のドライブインに保存されその後現在の場所にやってきました。
H27 9/6 定光寺自然休養林にて。
木曽No127
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今回は、赤沢休養林森林鉄道記念館にて保存されている長野営林局上松運輸営林署No122を紹介します。この機関車は1958(昭和33)年酒井工作所製の10トン機(製番6294)で、木曽のキャブフォワードこと酒井C4型の記念すべき第一号機です。窓がハの字の点、ブレーキハンドルの向きが枕木と平行な点などこれ以降の号機とは異なる試作的要素の強い特徴を持っています。新製配置から林鉄廃止まで約17年間に渡り本線牽引機として活躍、現在は赤沢で良好な状態で保存されています。。特徴的な湘南顔のスタイル、堂々とした勇姿は今も色あせることはありません。
H26 5/3 赤沢休養林森林鉄道記念館にて。
木曽No122
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今回は、滝越の水交園にて保存されている長野営林局王滝営林署No119を紹介します。この機関車は1957(昭和32)年酒井工作所製の5トン機(製番6270)で、新製配置は野尻営林署でした。王滝営林署へは1964(昭和39)年に転属し廃車まで活躍しました。水交園では長らく静態保存されていましたが、2012(平成24)年にエンジンがレストアされ、王滝・滝越りんてつまつりにて披露されました。
H17 9/3 水交園にて。
木曽No119

今回は、上松電子㈱にて保存されている長野営林局上松運輸(王滝?)営林署No76を紹介します。この機関車は1948(昭和23)年酒井工作所製の5トン機で、52→74→76と改番されているややこしい車歴の持ち主です。また、資料では上松運輸営林署所属となっていますが、晩年の写真を見ると王滝色になっているため最後は王滝営林署所属だったのでしょうか?廃車後は愛知の保育園に保存されていましたが、今年2015年1月頃に故郷木曽の上松貯木所跡に位置する上松電子㈱に移設保存されました。上松運輸色風の塗装になり、欠落していたチャームポイントの2個目ライトも復元されました。
H27 8/25 上松電子㈱にて。
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引き続き、那珂川清流鉄道保存会にて保存されている関西電力の機関車を紹介します。この機関車は松岡産業製の10トン機で、製造年、製番などの詳細は不明です。前述の加藤7トンと共に関西電力ダム関連資材輸送で活躍しました。こちらも現役時代の記録が多く残っています。廃止後は個人に引き取られ保管された後、2013年の始め頃?那珂川清流鉄道保存会入りしました。前面に手すりが設置されていますが、これは保存会にて追加されたもので現役時代にはありませんでした。また、塗装は全面金太郎塗りの謎のツートンカラーになっています。手すりや塗装は酒井C4型をイメージしたのでしょうか?何れにせよ林鉄ファンとしては是非関西電力オリジナルの姿で保存して欲しかったので、残念でなりません。皆さんはどうお考えでしょうか。
H27 6/7 那珂川清流鉄道保存会にて。関電3
H25 6/16 那珂川清流鉄道保存会にて。
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H27 6/7 那珂川清流鉄道保存会にて。
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H25 6/16 那珂川清流鉄道保存会にて。IMG_0705

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