輝かしき鉄道の記録

爽やかな青空の下、石を満載した列車が工場へと向かう。いつもの場所、いつもの時間、代り映えしないしインスタ映えもしない光景。でも、それが最高にいい。

2016年07月

前回は武蔵野鉱業所のバテロコを紹介しましたが、那珂川整流鉄道保存会ではここで活躍したグランビー鉱車を全車(稼働可能なもののみ)引きとっています。今回はそんなグランビー鉱車たちを紹介します。鉱車は全部で9両あり、車体番号は「051、081」「102」「108」「203」「501~504」で、「」で区切られたもの別に形態が微妙に異なっています。

①No081 
最若番のNo051と同形で現在この一両のみ保存会で展示されている。
武蔵野081
②No102
他より少しコッテリしている印象を受ける。隣の081と比べると違いがよくわかる。
武蔵野102
③No108
他との最大の違いは台枠の形状。
武蔵野108
④No203 
唯一の200番台。
武蔵野203
⑤No503
こちらは1993(平成5)年12月大館製作所製。501~504が同形でトモエのバテロコと同時期にやって来たものと思われる。
武蔵野503
⑥おまけ
1968(昭和43)年若松車両製のグランビー鉱車、上回りは一部の残骸を残すのみとなっている。
武蔵野02

以上。武蔵野鉱業所のグランビー鉱車たちを紹介しました。
製造所、製造年等確認できていない車両も多いので、今後調査していきたいと思います。

2015年3月で閉山されたJFEミネラル武蔵野鉱業所武蔵白岩鉱山、そこでは最後まで鉱山鉄道が運行しており、日本の鉱山鉄道最後の楽園として多くのファンを魅了していました。私はついに現役の姿を見ることが出来ませんでしたが、今回は那珂川整流鉄道保存会で保存された3両のバテロコを紹介したいと思います。

①1993(平成5)年トモエ電機工業製6トン機
最後に入線したバテロコで閉山まで主力機として活躍していた。この機が来る以前はそこまで有名ではなかったのかネットなどで見る写真は殆どこの機である。運転席から解放テコを扱えるようになっているのが面白い。車番は無いようだがバッテリーには3-3と3-4の番号がある。トモエ電機製の同形機は現在もトンネル工事等で活躍している。那珂川ではしばらく原色を保っていたが現在はバッテリー部に茶色のラインが追加された。
H27 11/1 那珂川整流鉄道保存会(馬頭運送)にて。
-武蔵野無番01
H28 4/9 那珂川整流鉄道保存会にて。
IMG_4011
②1966(昭和41)年神鋼電機製6トン機
武蔵白岩鉱山がタンカルの生産を開始したのが1966年とのことなので、同機はそれと同時に導入されたものと思われる。こちらも解放テコを運転席から扱うことができる。最近動いていたという情報は見かけないので1993年の新車導入から完全な予備機になってしまった模様。この機も車番は無くバッテリーは3-1と3-2を装備する。トモエのバッテリーはこの続番か。那珂川では塗装が変更されて大きくイメージが変わってしまった。
H27 11/1 那珂川整流鉄道保存会(馬頭運送)にて。
武蔵野無番03
H28 4/9 那珂川整流鉄道保存会にて。
IMG_4010
③1966(昭和41)年神鋼電機製4トン機
前者と比べると少し小柄な4トン機。神鋼製6トン機と同じ製造年であるので同時に導入されたものと思われる。6トン機が主力だとするとこの機は小運転等に使用されていたのだろうか。こちらも長らく使用されていなかったようで痛みが目立つ。キャブを取ってしまえばその辺の4トンバテロコと変わらなそうであるが、神鋼電気のそれはあまり見かけないのでちょいレア認定して良いのではないだろうか。それにしても平凡な形のバテロコも自動連結器とキャブを装備するだけでこんなに機関車らしくなるとは驚きである。そしてチャームポイントのベルがとても良い。産業ロコらしい黄色塗装だったが現在は謎の錆止め?塗装が施されている。
H27 11/1 那珂川整流鉄道保存会(馬頭運送)にて。
武蔵野無番02
IMG_8961
H28 4/9 那珂川整流鉄道保存会にて。
IMG_4064

今回紹介するのはホキ10000形石炭専用車のホキ10012です。

撮影日時点でのデータ

・製造年 1980(昭和55)年
・製造所 日本車両
・所有社 太平洋セメント株式会社 
・常備駅 武州原谷駅
・検査  H25 9/25~H29 9/25
・撮影日 H27 12/20 熊谷貨物ターミナル駅にて。
ホキ10012

今回紹介するのはホキ1000形のホキ1000-1です。

撮影日時点でのデータ

・製造年 1990(平成2)年 
・製造所 日本車両
・所有社 太平洋セメント株式会社 
・常備駅 東藤原駅
・検査  H26 9/26~H31 9/26
・撮影日 H28 3/5 碧南市駅にて。
ホキ1000-01

今回紹介するのはトキ25000形トキ29294です。

撮影日時点でのデータ

・製造年 1970(昭和45)年
・製造所 日立製作所
・所有社 JR貨物
・検査   不明
・撮影日 H26 5/24 大宮工場にて。
トキ29294


今回は、愛知県の定光寺自然休養林にて保存されている長野営林局上松運輸営林署No127を紹介します。この機関車は1956(昭和31)年協三工業製の10トン機(製番10188)で、木曽には1960(昭和35)年に北海道の北見営林局から転属してきました。晩年はみやま号等の客車列車の牽引に活躍することが多かったようです。1975(昭和50)年の王滝本線廃止まで生き残り、廃車後は岐阜のドライブインに保存されその後現在の場所にやってきました。
H27 9/6 定光寺自然休養林にて。
木曽No127
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今回は、福島県某所にて倉庫利用されているレム5000形のレム6072を紹介します。

車両のデータ 

・区分番台 2次型
・製造年  1967(昭和42)年
・検査   S54 4~S57 4           
・状態   青帯はほぼ消滅しているが表記は残っている。
・撮影日  H26 4/29 福島県某所にて。
レム6072

今回は、JR東北本線安積永盛駅に隣接する太平洋セメント安積永盛SS専用線で活躍していたスイッチャーを紹介します。


車両のデータ

・車番  D805(国鉄時代06-28-01-140)
・製造年 1971(昭和46)年
・製造所 協三工業
・製番  10738
・重量  10トン

・所有者 足尾歴史館(現役最後は太平洋セメント)    
・経歴  [納入1970年]国鉄(初任地不明→中条→北長岡→小出)
     [転属198X年]伊達(秩父セメント)
     [転属1996年]安積永盛(太平洋セメント)
     [転属2008年]足尾(足尾歴史館※動態保存)
・備考  国鉄の貨車移動機として誕生した機関車で、国鉄時代は新潟地区で
     使用されていた模様。その後秩父セメントに譲渡され伊達SS専用線
     で活躍。さらに安積永盛SSに移り1999(平成11)年
の専用線廃止
      まで活躍した。専用線廃止後も長らく安積永盛SSで保管されていたが
      2008(平成20)年足尾歴史館により引き取られ動態復活を果たした。
H30 3/5 足尾駅にて。
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H23 9/25 足尾駅にて。
安積永盛 D805
H21 12/9 足尾駅にて。
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