輝かしき鉄道の記録

専用線の機関車たちは最後の勇姿を見せる。また一つ、輝かしき鉄道が過去のものとなった。

2016年06月

佐渡金山には、前回紹介したバッテリー機関車の他に鉱車、人車、バケットローダーといった多種多様な車両達が保存されています。今回はそんな彼らを紹介します。

①グランビー鉱車No501
主要坑道で使用された鉱車で1.6トンの鉱石を積むことが出来る。4トンバッテリー機関車が20両のグランビー鉱車を牽引して走り回っていたとのこと。現在この501を含め7両が保存されている。(番号はNo102、501、1014、1018、1715、1804、J2)
佐渡グラ0501
②グランビー鉱車J2
唯一他と形態の異なる1両。番号も他と形式が異なっている。詳細は不明である。
佐渡グラJ2
③1トン鉱車仮01
立坑を経由しての鉱石やズリの運搬にこの1トン鉱車が使用されたそう。手押し用の取手が設置されている。
佐渡鉱車01
④1トン鉱車仮02
仮01と異なり角ばったスタイルの1トン鉱車。
佐渡鉱車02
⑤人車仮01
2両いる人車のうちの1両。2両は微妙に形が異なっている。
佐渡人車01
⑥人車仮02
もう1両の人車。屋根の高さと丸みが仮01と異なる。
佐渡人車02
⑦修理用台車
坑内で使用する機械は機械工場に持ち込まず坑内で修理が行われていたため、その際に修理道具を運んだのがこの台車だった。
佐渡トロ03
⑧平トロ
坑木を積んだ平トロ。同様のものが3両展示されている。
佐渡トロ02
⑨ロッカーショベル仮1
お馴染みのTAIKU(太空機械)製600B型ロッカーショベル。こちらはローダーでは珍しく銘板が確認できる。(製番29540)
佐渡BR01
⑩ロッカーショベル仮2
もう1両の600B型。バケットを上に固定すると立坑エレベーターに搭載可能な設計になっているそうだ。
佐渡BR02
⑪1トン鉱車仮03
場所は変わって大間港に展示?放置?されている1トン鉱車。上記の1トン鉱車仮01と同形と思われるが腐食が激しく原型を留めていない。
佐渡鉱車03

以上で佐渡金山の保存車紹介を終わります。
鉄道とは縁のない島だと思っていた佐渡ですが、そこはトロッコの楽園でした。

1989(平成元)年に閉山した佐渡金山は、現在「史跡 佐渡金山」として営業し一般に公開されています。今回はそこで保存展示されているバテロコ達を紹介します。

①バテロコNo1 1969(昭和44)年日本輸送機製4トン機(製番3843001)
坑内から砕石場への鉱石運搬に使用されていた機関車で、同型のものがもう一両存在し交互に使用されていた。以前はNo1の表記があったが現在は消されている。佐渡金山に残る唯一の4トン機である。道遊の割戸を望む車庫内に保存されている。
佐渡No01
②バテロコNo2 1969(昭和44)年日本輸送機製2トン機(製番3820003)
佐渡金山の代表形式とも言うべき2トン機。1トン鉱車を10両ほど牽引できるという。こちらは機械工場内で保存されている。
佐渡No02
③バテロコNo3 1969(昭和44)年日本輸送機製2トン機(製番3808003)
No2と同形。機械工場内で保存。
佐渡No03
④バテロコNo5 1969(昭和44)年日本輸送機製2トン機(製番不明)
No2と同形。機械工場内で保存。坑道内の同形機もかつてNo5と表記されていたためどちらが本当のNo5かは不明。
佐渡No05
⑤バテロコNo6 1968(昭和43)年日本輸送機製2トン機(製番3758005)
No2と同形。ボタンで汽笛を鳴らすことができる。屋外展示。
佐渡No06
⑥バテロコNo7 1969(昭和44)年日本輸送機製2トン機(製番3841005)
No2と同形。屋外展示。
佐渡No07
⑦バテロコNo8 1969(昭和44)年日本輸送機製2トン機(製番不明)
No2と同形。グランビー鉱車6両を牽引した状態で展示されている。屋外展示。
佐渡No08
⑧バテロコNo10 1968(昭和43)年日本輸送機製2トン機(製番3750003)
No2と同形。平トロと連結している。屋外展示。
佐渡No10
⑨バテロコ番号不明1 1969(昭和44)年日本輸送機製2トン機(製番不明)
No2と同形。ライトが点灯している。以前はNo5と表記されていたが現在表記はない。前述のとおり機械工場のNo5とどちらが本当のNo5か不明である。そもそも車体番号が現役当時のものなのか自体不明だが…
佐渡F02
⑩バテロコ番号不明2 1960(昭和35)年日本輸送機製2トン機(製番34036)?
唯一他と形態の異なる2トン機。大きな「ニチユ」の文字が目立つ。製番等は読み取れなかったがいかにも古そうなので1950~1968年の間で1960年に1両だけ導入された車両だと予想。
佐渡F01

以上、佐渡金山のバテロコ全10両を紹介しました。次回は佐渡金山の鉱車、人車等を紹介します。




時間が空いてしまい申し訳ありません。今回は尾去沢鉱山の鉱車とローダーを紹介します。尾去沢鉱山では確認できただけで現在31両のグランビー鉱車と立坑用?の1トン鉱車10両、バケットローダー3両が保存されています。鉱車は数が多いのでそのうちの数量を紹介します。

・鉱車番号リスト
  グランビー鉱車-No1,8,13,15,16,19、23,23(No23重複),25,31、52,55,75,89、92,93,105,112,124,520,833,846,1016,1093,1095,1118,1237,1250,1325,1387,1389
  1トン鉱車-No3,11,14,21,25,35,41,75,233,568

①グランビー鉱車No1 
野外に展示されているトップナンバー車、この他野外には13両のグランビー鉱車が展示されている。
尾去沢GK0001
②グランビー鉱車No112
No1と同型でこちらは開く側の姿。
尾去沢GK112
④グランビー鉱車No16
坑道内に展示されている1両、坑道内には16両のグランビー鉱車が展示されている。
尾去沢GK0016
⑤グランビー鉱車No1016
荷下ろしシーン再現した展示。グランビー鉱車の仕組みが良くわかる。
尾去沢GK1016
⑥1トン鉱車No25
グランビー鉱車に比べて小柄な1トン鉱車。立坑のエレベーターに乗ることが出来る。こちらは坑道内に10両が展示されている。
尾去沢K0025
⑦1トン鉱車No568
立坑エレベーターに乗った状態で展示されている1両。このNo568のみ他と違う角ばったスタイルをしている。
尾去沢K0568
⑧ロッカーショベル仮1
野外で展示されている1両。TAIKU(太空機械)製600B型ロッカーショベル。全国各地の鉱山で見ることができるロッカーショベルの王様。
尾去沢600B01
⑨ロッカーショベル仮2
積み込みシーンを再現した展示。型式の表記がある。
尾去沢600B02
⑩バケットローダー仮3
どのように操作していたかを再現した展示。
尾去沢600B03

以上で尾去沢鉱山の保存車の紹介を終わります。いかがでしたでしょうか。ここには本当に多くの興味深い展示がありますので皆さんも是非訪れてみてください。

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