輝かしき鉄道の記録

夢のような光景。木曽谷に林鉄は健在である。

一円電車として脚光を浴びる客車列車の影で黙々と仕事をこなしてきた貨車たち。現在もそのごく一部が保存されています。今回はそんな貨車たちを紹介します。

①5トングランビー鉱車 1970(昭和45)~1975(昭和50)年三菱重工製 軌間762mm
大型のグランビー鉱車でこれらの導入により鉱石輸送量が大きく向上した。30両編成で明延~神子畑間を運用していたという。明延鉱山真の主役と言っても過言ではないであろう。現在、明延鉱山学習館に3両、神子畑選鉱場跡に1両が保存されている。
・No33 明延鉱山学習館の駐車場脇に放置。ダルマ状態で下回りは脇を流れる川に落ちている。
明延GK33
・No35 明延鉱山学習館にて保存。
明延GK35
・No36 神子畑選鉱場跡にて保存。
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・番号不明 明延鉱山学習館にて保存。番号の表記なし。
明延GK無番
②3トングランビー鉱車 軌間500mm 
神子畑選鉱場のシックナー下に置かれていた3トン?グランビー鉱車。神子畑の500mm軌道で使用されていたと思われるが詳細は不明。
明延GK369
③1トン鉱車 軌間500mm
全国で見られる標準的な1トン鉱車。立坑のエレベータに乗せることができる。明延では2両を確認したが非公開区画にはもっといるんじゃないかと思う。
・無番車01 神子畑のシックナー下に置かれている。よく見れば後ろに違うタイプの1トン鉱車がいる。
明延鉱車01
・無番車02 あけのべ自然学校にて保存。
明延鉱車02
④ボーリング用無蓋車
ボーリング用の表記がある貨車。下回りは1トン鉱車と共通。あけのべ自然学校にて保存。
明延ボーリングトロ
⑤書類運搬車 1955(昭和30)年明延鉱山工作課神子畑機械工場製1トン車 軌間762mm
書類や小物類の運搬に使用された有蓋貨車。客車と同じ塗装が施されている。現在、史跡生野銀山にて保存されている。
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明神電車では鉱山関係者やその家族の輸送用に「わかば」「あおば」「くろがね」の3両の客車を運行していました。今回はそんな客車たちを紹介します。

①あおば号 1959(昭和34)年明延鉱山工作課製3トン車 軌間762mm
明延~神子畑間で1日3往復が運行されていた客車列車に充当されていた自社製の客車。乗車定員は15名。現在は史跡生野銀山にて保存されている。
明延あおば
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②わかば号 1960(昭和35)年明延鉱山工作課製3トン車 軌間762mm
あおば号と同形の自社製客車。あおば号は扉が右端にあるのに対しこちらは中央に扉がある。以前は道の駅あさごにて保存されていたが現在は神子畑選鉱場跡に移転している。
明延わかば
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③くろがね号 1949(昭和24)年明延鉱山工作課神子畑機械工場製3.6トン車 軌間762mm
1950年12月に行われた三菱鉱業社長の視察のための特別客車として製造された自社製ボギー台車式客車。明延最大の客車で定員は23名。その後はあおば、わかばとともに客車列車に充当された。現在一円電車明延線にて動態保存されている。
明延くろがね
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今回は、明神電車の象徴とも言うべき小型電車「白金号」「赤金号」を紹介します。

①白金号 1952(昭和27)年明延鉱山工作課神子畑機械工場製2.3トン機 軌間762mm
連絡用小型電車の白金号は役員専用の特別車であったという。定員は6名。ボンネットが特徴的な外観で私としては明延といったらこれというイメージが強かった。以前は明延鉱山学習館で保存されていたが、2009年に明延振興館前に移設された。
明延しろがね号
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②赤金号 1953(昭和28)年明延鉱山工作課神子畑機械工場製3トン機 軌間762mm
戦前の加藤製作所製3トンガソリン機関車の鋳物台枠の一部を利用して製作されたゲテモノ電車。更に前輪と後輪の直径が違うというゲテモノぶりである。大きい方の動輪の部分に加藤の面影を残している。人員輸送や連絡用として活躍した。現在明延鉱山学習館前にて保存されている。
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明延赤金号
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 少し時間が空いてしまいましたが続いても明延鉱山の保存車を紹介します。今回紹介するのは坑内や作業場の500mm軌道で活躍したバッテリーロコたちです。


①No242 1955(昭和30)~1975(昭和50)年日本輸送機製2トン機 軌間500mm
全国の鉱山で見られる日輸の王道バテロコ。坑内軌道で1トン鉱車などをゴロゴロ牽引していた。この車の銘板は失われており製造年や製番は不明である。資料を見ても詳細な情報は載っていなかった。現在明延鉱山学習館にて保存されている。この他にも同形機が明延鉱山探検坑道内に2両展示されている。
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②No302 1951(昭和26)年日本輸送機製3トン機(製番11472) 軌間500mm
少し大きめの3トン機。現存するもので4トン機はよく見かけるが3トンというのはレアではないだろうか。こちらも坑内軌道で鉱車を牽引していた。現在明延鉱山学習館にて保存。
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③No402 詳細不明4トン機 軌間500mm
こちらはあけのべ自然学校にて保存されている。大仙選鉱場を解体した際に引き上げられた機関車であると思われるが、402号機であることと軌間500mmであること以外は一切不明で資料も見つからなかった。2トン機が200番台、3トン機が300番台の番号を与えられていることから400番台のこの車は4トンであると予想。詳細をご存知の方は是非コメントをください。
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明延402
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③蓄電池人車 1955(昭和30)~1965(昭和40)年 三菱鉱業下川鉱山工作課製 軌間500mm
明延鉱山学習館にて保存されている自走式の人車。北海道の三菱鉱業下川鉱山工作課の手によって製造され、同鉱山閉山後に遥々明延に転属し坑内軌道の巡視や連絡用に使用されていたとのこと。この車以外にも明延鉱山体験坑道内に同形車が展示されている。別名はパトロールカー。自重、製番、製造年などの詳細は不明である。
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明延BL人車

前回に引き続き明神電車の保存車を紹介します。今回紹介するのは電気機関車No.5、No.18、No.20です。


①No.5 1938(昭和16)~1944(昭和19)年三菱電機製5トン機 軌間762mm
導入当初は鉱石運搬、客車牽引など様々な仕事をこなしたが、晩年は自重の軽さと低出力から客車牽引専用機となっていようだ。製造年、製番等資料を見ても詳細な情報が見つからなかった。以前は道の駅あさごに保存されていたが現在は神子畑選鉱場跡に移設されている。
明延05
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②No.18 1942(昭和17)年三菱電機製5.5トン機(製番236)軌間762mm
この機も晩年は客車牽引専用機として活躍した。形状などから前述のNo.5と同世代の機関車であると思われる。製造当初は明延と同じ三菱の生野鉱山で使用されたが後に明延に移って来た。その際に生野の軌間500mmから762mmに改軌改造されている。現在は明延振興館前で保存されてる。
明延18
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③No.20 1951(昭和26)年三菱電機製10トン機 軌間762mm
明延の電気機関車のラストナンバー機。上記の2両と比べ10トンと大型で製造年も新しい。最後まで鉱石運搬の第一線で活躍した。現在は明延を離れ史跡生野銀山で保存されている。改軌等改造された車両が多い中で同機は運転室以外は原型を保っているという貴重な存在である。
明延20
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 言わずと知れた明延鉱山の明神電車。廃止後も多くの車両が保存されその姿を留めています。今回は明延鉱山学習館にて保存されている電気機関車No.1とNo.2を紹介します。

①No.1 1941(昭和16)年日本輸送機製10トン機(製番1375)
明神電車の軌間が500mmの時代に導入された古参兵。導入直後の762mm軌道への改軌に伴う改造で早々に原形は失われてしまった様である。明神電車の改軌が1941年であり同車の製造年と重なることから原形で活躍した期間はかなり短かったのだろうか。最後まで鉱石運搬専用機として活躍し、廃止後は兄弟のNo.2とともに故郷の明延鉱山学習館前に安住の地を得た。
明延01
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②No.2 1941(昭和16)年日本輸送機製10トン機(製番1376)
No.1の双子の弟に当たる機関車で、そっくり同じ同形機である。そして同じ運命を辿っている。
明延02
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③遠隔操作用有線機器車
No.1とNo.2は鉱車編成の両側にこの遠隔操作用の有線機器車を挟んで連結され運用していた。これにより終点での機回しが省略されていた。有線機器車も2両が保存され、当時の編成が再現されている。
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再現された鉱石列車の編成。当時は30両ものグランビー鉱車を連ねていたという。
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今回紹介するのはタキ38000形のタキ38096です。

撮影日時点でのデータ

・製造年 1979(昭和54)年
・製造所 日本車両
・所有社 日本石油輸送株式会社 
・常備駅 郡山駅
・検査  H18 7/12~H24 9/14
・撮影日 H24 7/31 東港駅にて。
タキ38096

今回は貨物鉄道博物館にて保存されているタム500形ガソリン専用車のタム2920を紹介します。

車両のデータ 

・製造年 1958(昭和33)年
・廃車年 2000(平成12)年
・常備駅 沼垂駅
・所有社 日本石油輸送株式会社
・検査  H28 10/2~H32 10/2 貨鉄博工          
・状態  2016年に修復され非常に美しい姿になった。
・撮影日 H29 1/18 丹生川駅にて。
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今回は、富山県某所にて重油用の据え置きタンクとして利用されているタム200形二硫化炭素専用車のタム233を紹介します。

この車両は全体をこってり銀塗装されており、表記は薄ら浮き上がっているものの解読できるのはタム233の表記と駅常備、専用の表記のみで肝心の何駅常備なのか何専用なのかが分かりません。二硫化炭素専用車と書きましたがどうも違う文字が書いてあるように見えるので何らかの理由で専用種別が変更された車両のかもしれません。タム233についての資料は殆どなく、調べて判明したのは1935(昭和10)年新潟鐵工製ということだけでした。所有社ももちろん不明ですが赤い丸型の社紋が描かれていたようです。
タム233について何かご存知の方がいらしゃいましたら是非教えてください。
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続いても総社の専用線で活躍していたスイッチャーを紹介します。
このスイッチャーは1952(昭和27)年加藤製の7トン機(製番27757)で、関西電力丸山ダムの建設工事に導入されました。その名残としてピンリンク式連結器を装備しています。工事終了後は総社に移り、前述の日立15トンとともに専用線廃止まで活躍(予備機?)したものと思われます。こちらも2013年に那珂川入りし、動態復活しましたが致命的な故障をしてしまい現在走行不能とのことです。チャームポイントの目玉(赤ランプ)とヘッドライトは撤去され、窓には住宅用のサッシが埋め込まれ少し残念な姿になってしまいました。塗装も鋳物台枠繋がりなのかなぜか上松運輸風になっています。
H28 6/25 那珂川清流鉄道保存会にて。
総社 無番02
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今回は、JR伯備線総社駅から分岐していたカルピス岡山工場、ユニチカ常磐工場の専用線で活躍していたスイッチャーを紹介します。
このスイッチャーは1969(昭和44)年日立製の15トン機(製番13071)で、1969年に住友セメント向けに製造された同形4兄弟(製番13071~13074)の長男にあたります。(ちなみに末っ子の13074は最近まで松川の北芝専用線にいたので有名ですね。)いつ頃総社に移ったのかは不明ですが専用線廃止まで主力として活躍したものと思われます。引退後は長らく倉庫内に保管されていましたが、2013年9月に那珂川整流鉄道保存会によって引き取られ見事動態復活を果たしました。完全ではないものの那珂川では珍しくオリジナルに準じた塗装が再現されています。
H28 4/9 那珂川整流鉄道保存会にて。
総社 無番01
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今回は有田川鉄道交流館にて保存されているヨ6000形のヨ6114を紹介します。

車両のデータ 

・製造年 1964(昭和39)年
・製造所 汽車会社
・常備駅 吹田操駅
・検査  S50 9~S53 9 吹田工       
・状態  動態保存で状態非常に良好。
・撮影日 H28 3/3 有田川鉄道交流館にて。
ヨ6114


今回紹介するのはホキ1000形のホキ1000-5です。

撮影日時点でのデータ

・製造年 1990(平成2)年 
・製造所 日本車両
・所有社 太平洋セメント株式会社 
・常備駅 東藤原駅
・検査  H26 11/20~H31 11/20
・撮影日 H28 3/5 緒川~石浜にて。
ホキ1000-05



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